天に手を、古に舞う

何度目かの清兵衛ブログ

ライブ告知

1/11(水) 神戸ART HOUSE 1/12(木)日本橋BEATLE 1/15(日)三宮キングスクロスベース

隙間の童子

以下、奥羽風土の民俗学(著 廣高 兒升)から引用 ひとえに座敷わらしと言っても、各地の伝承の内容は異なる。 近年では、比較的友好的な妖怪、家屋内に存在するだけで、富を得られるような共通の認識であるが、その原点は、江戸後期に出版された「妖怪見聞録…

唐傘売り

「かさぁ、いらんかね」 僕の降りる駅には、珍しく傘売りがいる。 身なりは良くはないが、好好爺という言葉がピッタリなじいさんだ。 傘がコンビニでも買えてしまう世の中で、傘売りが商売として成り立つのかと思うだろう。 不幸にも僕が降りる駅は、ど田舎…

希薄な自己

あぁ、そうなんだよ。 よく言われるけど、オレさ、自分に興味があんまり無いみたいなんだよね。 いつのまにか怪我したりしてるんだけど、その時は、ああ怪我したか、と思うくらいでさ、 あとで傷跡に気づいて、あれ、この傷なんだっけっておもったりするんだ…

タバコとメロン

今日話すのは彼の話。 彼の部屋には、いくつかの必要最低限の生活必需品しかない。 その部屋の中で、真ん中にある背の高いテーブルが唯一特色を感じるもの。 テーブルの上には必ずメロンと灰皿が置いてある。 オレはタバコとメロンさえあれば生きてい行ける…

言には魂

「体は大丈夫だろうか」 え?風邪なの? 「ううん、どうも調子が悪い」 最近寝不足だからじゃない? 「今日は早く寝るとしようか」 そうしなよ 「しかしまぁ、今日も疲れたよ」 残業続きだものね 「ああ、本読まなきゃ」 明日でいいでしょ。ねなよ。 「あー…

枯橙画の話

枯橙画という物をご存知だろうか。 大抵は掛け軸の形で描かれる絵である。 そのほとんどが、大国である曹の一部の時代のものしか残っておらず、 それ以前も以後もほとんど描かれていない。 近代では、おおかた、物好きの美大生が興味をもって真似て見る程度…

■の■■■先

※この文章は、株式会社民事カンパニーコーポによる検閲を受けております こんにちわ。お久しぶりです。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 この日記を書くのも、実に6年と半ぶりとなってしまいました。 キーボードを触るのも久し振りですので旨く書けるかどう…

理不尽な暴力

彼女は非常に焦っていた。 このままではまずいと思っていた。ちらと足を見ると血が流れてきている。別に彼女が何かしたというわけではない。 彼女を見るなり、いきなり殴打されたのだ。危害を加えてきた男は、非常に興奮しているようだ。 わけの分からない暴…

恋愛主義者と詭弁論者

ええ、、、またか、、、 君はいつも男運に恵まれないと嘆いているねぇ 覚えてないの? 前の時もおんなじこと言ってたよ。 ほらまた「こういう性格だから」って言う。 え?うーん、そうだなぁ、、、 人間の行動原理について話そうか。 人の行動原理の核になる…

黄虚雨

やあやあ、これはこれは わざわざこんなとこにおいでなすってぇ おや、外は雨じゃあないのかい いやいや、何も遠慮はいらねぇよぉ お前さんとの仲じゃあないか ところでこんな話を知ってるかい? 雨ってのは水だよな 水にも色んな種類があるんだ いやいや、…

夜泣き子と座敷童子(未完成)

てんてんてんとて 歌う童は 障子の影しか 生きられぬ りゃんりゃんりゃんとて 笑う童は 座敷の隙間に いざのうて 儚き命を 悟りして どちらを摘むも お前次第 そもや 夜分遅くお集まり 今宵 語る話は 座敷童子 我がが 赤子の頃 夜泣き子也て 何処(いずく) …

錦のお狐さま(未完成)

錦のお狐様はずっど見でる 錦にはよ、天の遣いのお狐様がおっぺしだ こないだよ、白銀(しろがね)の社に参ったどきだ いづも朽ちた柳行李に青い芥子の花をくっちぇやんだ そん日はあるってかえっぺどおもで ひたひたと後をついてくる何か ずうっとついてく…

清兵衛ライブ

曲が何もないのも寂しいから、前のライブ映像 www.youtube.com

くだんの眼

くだんのまなこの深さを知ってっがい?おめは知らねぇべがら教えたるあいづらは急にあらわれんだ体は娘だげど、顔がべごなんだ涙流しながら言わっちゃ吾妻山の松葉で喉を傷つけろとんなごと言ったってしゃーんめぇばいオレあ歌うたいだそだごどでぎねだがら…

月の都

蓮が咲く波無き海 月の都は今宵も平穏也兎の身分故には、筆とること御許したもうて友のキツネが語るは あなたが月にお戻りなさる幾度の十六夜を過ぎれども、忘れぬ想いを 友のキツネは祭のごとくコンと鳴き 月の都に戻られた あなたをかぐや様と呼ばねばなら…

だるまの面には顔が2つ

夜ごと泣き出す赤子の泣き声 達磨の面には顔が二つ土間の良さは語り尽くせぬ 世と家紡ぐ九十九となりえ 土間の良さは語り尽くせぬ 三和土の香り広がる幻想 書生となりて文豪が夢 他人の家の土間で書を読む 書生となりて文豪が夢 才に溢るる他はよしとせず 夜…

花の都

優しい音に囲まれて あぜ道を行く花嫁行列が少年は姉を遠くから眺め 鳥居を超えて花嫁は進む逢魔が時が迫る時 姉は婿の家の敷居を跨ぐふて腐れる少年は、庭で遊びふとそれに気づいた藪の中を 通り抜けると 紫陽花畑 そこで狐がコンと鳴く花の都は、誰もが望…

ブリキの金魚がゆうり、ゆうり

流るる川の両側 立ち並ぶ古家は時を忘れ水面の枯れ葉が何かを待つ 街灯だけがただ不気味に太鼓橋に飛沫が跳ねる 音なく川下より登るそれは鱗は様々に塗られ 尾は、水草の中、魚が揺れるブリキの金魚はゆうり、ゆうりと止まりて木の葉の周りを回るるは踊る金…

川のそば

時間だよ 門限の時間カラスがさ カラスが鳴くから帰ろうよ 帰ろうよ 僕と帰ろうよ 帰ろうよ 僕と今日ずっと 君を見ていてすごくさ すごく楽しかったから帰ろうよ 帰ろうよ 僕と帰ろうよ 帰ろうよ 僕と川の中帰ろうよ 帰ろうよ 川から手招きする僕の手を掴む…

泣いてサラバ

孤独の理想描いてどこへともなく歩く愚か者行き先は?と聞かれたら「海の底へ」と答える怠け者は旅をする雨が肩を濡らして雪が踝を濡らして 太陽が背中を濡らす こんな日に泣いてサラバ 昨日離れた君のいない町よ泣いてサラバ あえて叫び喘ぎ 流す涙を 下ら…

へーすけの唄

曖昧な月夜の晩に 放られた君はへーすけ3センチ伸びた光を 辿って行く君はへーすけ白銀の毛並みが良く 煌めいた君はへーすけ寂しさを好奇に変えて 進んでく君はへーすけ月夜の影のキャベツ畑を 進むへーすけ声を掛ける なぁさ、なぁさ、世は事もなし それも…

化け猫の花火

群青が落ちる通り 提灯と金魚が染まる龍笛と鉦の音が 彼方より耳に届く謡物誘われるは 出羽よりの妖なり蝉の声、ともる灯り 儚きは浴衣姿柘榴の花びら踏みつけて 無数の金魚と提灯と祭囃子に語りゆく 子供に化けた化け猫は愛を探して出店を覗くシャンシャン…