天に手を、古に舞う

何度目かの清兵衛ブログ

雑文

隙間の童子

以下、奥羽風土の民俗学(著 廣高 兒升)から引用 ひとえに座敷わらしと言っても、各地の伝承の内容は異なる。 近年では、比較的友好的な妖怪、家屋内に存在するだけで、富を得られるような共通の認識であるが、その原点は、江戸後期に出版された「妖怪見聞録…

唐傘売り

「かさぁ、いらんかね」 僕の降りる駅には、珍しく傘売りがいる。 身なりは良くはないが、好好爺という言葉がピッタリなじいさんだ。 傘がコンビニでも買えてしまう世の中で、傘売りが商売として成り立つのかと思うだろう。 不幸にも僕が降りる駅は、ど田舎…

希薄な自己

あぁ、そうなんだよ。 よく言われるけど、オレさ、自分に興味があんまり無いみたいなんだよね。 いつのまにか怪我したりしてるんだけど、その時は、ああ怪我したか、と思うくらいでさ、 あとで傷跡に気づいて、あれ、この傷なんだっけっておもったりするんだ…

タバコとメロン

今日話すのは彼の話。 彼の部屋には、いくつかの必要最低限の生活必需品しかない。 その部屋の中で、真ん中にある背の高いテーブルが唯一特色を感じるもの。 テーブルの上には必ずメロンと灰皿が置いてある。 オレはタバコとメロンさえあれば生きてい行ける…

言には魂

「体は大丈夫だろうか」 え?風邪なの? 「ううん、どうも調子が悪い」 最近寝不足だからじゃない? 「今日は早く寝るとしようか」 そうしなよ 「しかしまぁ、今日も疲れたよ」 残業続きだものね 「ああ、本読まなきゃ」 明日でいいでしょ。ねなよ。 「あー…

枯橙画の話

枯橙画という物をご存知だろうか。 大抵は掛け軸の形で描かれる絵である。 そのほとんどが、大国である曹の一部の時代のものしか残っておらず、 それ以前も以後もほとんど描かれていない。 近代では、おおかた、物好きの美大生が興味をもって真似て見る程度…

■の■■■先

※この文章は、株式会社民事カンパニーコーポによる検閲を受けております こんにちわ。お久しぶりです。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 この日記を書くのも、実に6年と半ぶりとなってしまいました。 キーボードを触るのも久し振りですので旨く書けるかどう…

理不尽な暴力

彼女は非常に焦っていた。 このままではまずいと思っていた。ちらと足を見ると血が流れてきている。別に彼女が何かしたというわけではない。 彼女を見るなり、いきなり殴打されたのだ。危害を加えてきた男は、非常に興奮しているようだ。 わけの分からない暴…

恋愛主義者と詭弁論者

ええ、、、またか、、、 君はいつも男運に恵まれないと嘆いているねぇ 覚えてないの? 前の時もおんなじこと言ってたよ。 ほらまた「こういう性格だから」って言う。 え?うーん、そうだなぁ、、、 人間の行動原理について話そうか。 人の行動原理の核になる…

黄虚雨

やあやあ、これはこれは わざわざこんなとこにおいでなすってぇ おや、外は雨じゃあないのかい いやいや、何も遠慮はいらねぇよぉ お前さんとの仲じゃあないか ところでこんな話を知ってるかい? 雨ってのは水だよな 水にも色んな種類があるんだ いやいや、…