天に手を、古に舞う

何度目かの清兵衛ブログ

われだれぞ

ペタラペタ、鳴り響くは|子一刻にて|鐘楼(しょうろう)よ
ペタラペタ、廃る石畳、|崇(あが)む者、|忘らる神か
ペタラペタ、暗き参道、|静寂(しじま)の闇、|素足で歩む
ペタラペタ、記憶も自我も|霞ごとし消える

(われだれぞ?われだれぞ?)参道は|どこまで続くんぞ?
(われだれぞ?われだれぞ?)おやあ、|足には知れぬ間に、、、

カランカラ、下駄に浴衣、|進む冗長は、| 終わりなき
カランカラ、八幡の藪|知らずやぶさかなき

(われだれぞ?われだれぞ?)参道は|どこまで続くんぞ?
(われだれぞ?われだれぞ?)おやあ、|肩には知れぬ間に、、、

ズイズイラ、素足思うに、下駄出づる
ズイズイラ、浴衣思うに、着物出づる
はては、我はあやかしか?

(われだれぞ!われだれぞ!)
件に大狐に餓鬼に青女房
いつの間にやら大行列
(われだれぞ!われだれぞ!)
馬追い、星々は行進に共鳴し
もはや行く道は静寂なき
(われだれぞ!われだれぞ!)
座敷童子や鞍馬天狗待つ参道終わり、大社は見事也

百|鬼夜行取り仕切りし| 我こそは、
出|羽より出づる怪異、化|け猫也て
百|鬼夜行取り仕切りし| 我こそは、
出|羽より出づる怪異、化|け猫也て
さぁさぁ、さぁさぁ、宴始めしこの時よ

 

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